2012年5月4日金曜日

人は利に釣られる

 韓非子のお話です。(´・ω・)


名御者 王良は、馬をとても可愛がった。 
越王の勾践は臣民をとても大切にした。 
王良が馬を可愛がったのは、馬がもっと速く走ってほしいから、勾践が人民を大事にしたのは、勇敢に戦ってほしいからだ。 
医者が病人の膿や血を吸いだすのは、思いやりの心からではなく、自分の利益のためにそうするのだ。 
馬車づくりの職人は人が皆金持ちになるよう願っている。 
棺桶屋は人が早く死ぬよう願っている。 
これは馬車づくりの人間が善人で、棺桶屋の主人が冷酷な人間だからではない。 
人が金持ちにならなければ馬車は売れない、人が死ななければ棺桶屋は商売にならないからだ。
 基本的に私は性善説が基本と思うのですが、それはその人が道を求めて精進している場合の話で、日々の生活にただ追われているだけの生活では韓非子のように考えるべきだと思います。

 役所の職員が自分たちの高給を維持することばかり考えて、市民のための予算を削ってまでそれをやっているのは阿久根市に限った話ではありません。

 精進できない人間に、精進しろと言ったところで、それが出来る精神のレベルに達していないわけですから言うだけ無駄なのですな。

 公務員だって人間です、そんなもんだと考えて、彼らが自然に市民のために働くような仕組みをつくっていくのが大事なわけです。

 もっとも、市民よりはるかに余裕のある生活をしていても、自分たちで精進していくことが出来ないっつーのも情けない話なんですが、自治労みたいな労働組合に組み込まれて、群れることにより自己の責任を群れに押し付けて逃げ回って生きているようじゃ、自然にそうなりますわな。


 公務員が市民のために働くようにするには、市民のために働くような環境にしてやれば良いだけの話で、市民の所得が増えれば公務員の所得も増え、市民の所得が減れば公務員の所得も減るようにすれば良いだけの話です。

 毎年、市民の所得の実態に応じて変動するような仕組みにすれば良いのですな。

 市民の所得の実態をきちんと把握して、庶民の所得の実態に近い中央値を基準として定めれば、公務員の所得も庶民の所得に準じたものになります。

 お金と言うものの性質を考えれば、お金は金持ちのところに偏るところがありますから、平均値を使うと庶民の所得から乖離し、金持ちのほうに近づく。

 お金が金持ちのほうに偏っている状態で平均値を基準に公務員の給料を定めますと、金持ちを優遇するような政策であっても平均値は高いのですから、公務員は自然とそう言うことをやり出します。

 ゆえに、庶民生活の実態に近い中央値を基準に公務員の給料を定めますと、庶民の生活が向上しなければ公務員の生活も向上しないわけですから、自然にそうなります。

 公務員が自分たちの所得の根拠を示すのに、平均値を使うのはそう言う事情があってのことですんで、そう言う簡単なトリックも見破れないような議員や首長は、今後排除していくことですな。


 基本的に人間と言うものは、楽して生きたいと言う考えがあります。

 楽して生きるために色々な工夫をする者もあれば、口先だけで言い訳して怠けるような人間もいるわけです。

 前者ばかりだと都合が良いのですが、残念ながら後者の人間も使わなければならないわけで、そう言う人間をいかに使うか考えることも大事です。

 自治労みたいな悪平等の場合は、後者を助長するようなものだと言うことは、阿久根市政などの現実から明らかです。

だから、仕事の内容やスキルレベルによってきちんと差をつけることが大事なわけですね。

 仕事の段取りも自分で考えられないような者には、仕事の段取りをしてから与えることも大事なわけで、仕事の段取りが出来る人間を優遇してやることも大事です。


 阿久根市の観光情報の発信の状況などは市のホームページを見てもお粗末なものですが、お隣の薩摩川内市のほうでは、武雄市につづいてFacebookにシフトしていってます。

薩摩川内市 Satsumasendai City
https://www.facebook.com/SatsumasendaiCity

 Facebookと言うものは情報の発信が容易なものですから、情報発信しない言い訳を職員が出来ないと言うこともありますが、情報発信すれば市民やその他の読者の反応がありますから、やりがいがあるのか、さらに情報発信するような感じで担当職員も頑張っていらっしゃるようです。

 他の部課の情報発信も、今後積極的になっていくでしょうから薩摩川内市の行政も変わっていくかと思います。


 もともとは、今後原発の補助金があまりあてにならなくなったことにより、観光など自ら情報発信して市の税収を維持していかなくてはならないと言う事情からかも知れません。

 しかし、西平よしまさ現市長に代わってから、自分たちの頑張りを示す必要のある阿久根市の職員が全くと言って良いほどに何の情報発信もしていない。

 今年は、阿久根市でローカルサミットも開催される予定のはずなのですが、そう言う情報発信もゼロの状態で阿久根市はサミットを開催するのでしょうかね?

 ケツに火がついても動かない職員もどうかと思いますが、彼らを動くようにすることも出来ない西平よしまさ現市長も情けないものがありますね。


 マスコミの偏向報道と阿久根市の選管の不正などにより成り立ったような西平よしまさ現市長の阿久根市政ですから、情報発信すると不都合なところもあるでしょうが、黙って息をひそめて政権の維持をはかっているような状況では阿久根市はどんどん廃れていくだけでしょうね。


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