2012年5月2日水曜日

阿久根市の「がれき受け入れパフォーマンス決議」について

 とりあえず、さつま町の瓦礫受け入れについて紹介しておきます。

がれき受け入れについて町村長会に説明(鹿児島県)
日テレNEWS24 - 2012年4月23日
さつま町の日髙政勝町長は「今のところ焼却施設はめいっぱいでやっているし、今年度には炉の改修もあるので、対応できるかというのは難しいところ。仮に処理能力があったにしても町民の理解が前提)」と話した。また、伊仙町の大久保明町長は「知らんふりするわけにはい ...
 出張中でネットの情報をチェックする時間がとれなかったのもありまして見落としていたのでありますが、 Googleにキャッシュが残っておりました。(^_^;)

 さつま町のほうでは、町民の理解を求めることを前提と考えているようで、あたり前のことではありますがありがたいことです。


 ちなみに、阿久根市のほうでは市民の理解を求めることなく、アンチ竹原の多数派議員による多数決で決めています。


「被災地がれきの受け入れ」決議採択しました。: まーちゃん日記
http://marchan-diary.seesaa.net/article/260596711.html
 県議会は26日の定例会最終本会議で、東日本大震災で発生したがれきを受け入れる決議案を可決した。 
 法的な拘束力はなく、受け入れの判断をするのは市町村。伊藤祐一郎知事は「広域処理は必要だが、県が市町村に要請することはない」とし、市町村の判断を尊重する意向を示した。(南日本新聞から一部掲載)
 
 同日阿久根市議会も、議案提出者 木下孝行議員、賛成者 濱崎、岩崎、野畑、4議員で提案され賛成多数で可決採択されました。
 
 受け入れ反対は 石澤、山田、牟田、松元、出口、竹原の6議員でした。 
 議員はそれぞれ考えがあって然るべきだとは思うが、わがまちは安心安全「食のまち阿久根」を他所に強力アピ-ルしてはばからない。 
 普通に考えても漁業者や農業者の考え、そして何より小中学校教育者、PTA保護者の意見を、先に聞くべきではなかったのかと思うのです。 
 冒頭に伊藤県知事のコメントを掲載しましたが、額面通りとすれば拙速に決めなくても良いのではないかということです。
 さつま町の場合は、伊藤知事の発言を額面どおりに受け止め、きちんと町としての判断での発言になりました。

 実際問題として、さつま町の管理する焼却施設でめいっぱいのことをやってるなら、がれきを受け入れる余裕は無いわけですから、県のほうにぶつぶつ言われる筋合いはありませんからね。


 3月26日の時点でも、がれき受け入れにより放射能の拡散が多くの人に懸念されていましたから、伊藤知事は自分の責任で市町村に要請することを避けたのではないかと思います。

 ちなみに、阿久根市で拙速に がれき受け入れを決議したのは、西平よしまさ現市長が伊藤知事から貰い受けてきた副市長を通じての県のご要望のような情報もありますんで、阿久根市のアンチ竹原の陣営は伊藤知事にほっぱらかされたようなもんですな。(ノ_-;)ハア…

 なお「拙速」は、出来は良くないが仕事が早いことで、 得られる結果が不充分(拙)でも、短く終わらせる(速)ことを言い。 巧遅の反対の意味のことですから、この場合、「稚速」と言ったほうが良いかも知れません。

 出来も良くないし、仕事にもなっておりませんからね。


 議事録はまだ出来ておりませんが、議会中継の記録にそれを観ることが出来ます。

阿久根市(サブページ): 平成24年第1回阿久根市議会定例会 中継記録
http://www.city.akune.kagoshima.jp/sigi-senkyo/gikai/h24-1.html

 d(・・。) こちらのページの下のほうの3月26日のところにその動画があります。

 ρ(・・。) こちらが、そのリンクアドレスです。ダウンロードして見学されてください。

http://www.city.akune.kagoshima.jp/sigi-senkyo/gikai/data/24-1t/032603.wmv

 12分20秒から、がれき受け入れの議案の審議が始まり、47分で可決しています。

 その間質問してるのは改革派議員だけで、答弁してるのは木下議員だけ。

 阿久根市の場合は、がれきを受け入れるにしても、焼却施設は出水市と長島町での広域での運用となっていますから、阿久根市だけで がれき受け入れを決議しても無意味だし、事前の調整も手付かずの状態だからパフォーマンスに過ぎないのですが、これをどうしても可決したい感じの浜之上議長の姿も映っています。

 その当時でも、がれき受け入れによる放射能の拡散の危険性の情報は出ており、改革派議員が反対意見として答弁されてるわけですが、がれき受け入れに関して何の賛成意見を述べることもなく、稚速な議長の進行に従い起立して多数決をとる多数派議員の姿には、思わず反吐が出そうになるほど不快感を覚えますね。


 結局、パフォーマンスで がれき受け入れを決議したものの、はっきり言って市民に顰蹙を買うような議会記録になってしまったこともあり、市のホームページにも、広報誌でもその件について広報していないのですから、なんとも情けない話です。
 (ノ_-;)ハア…


 議員としての責任を果たすための答弁をすることもないってのは無責任の表れでもあり、議員としての責務を果たすために勉強することもしていないことの現われでもあります。

 そう言う議員が、議員報酬の審議では「出来ることなら上げたい!」と言う姿勢が垣間見られますから、本当に馬鹿らしい話です。

 「無知な者ほど誇り高い」ものですが、そう言う者たちが市民の意見を求めることもなく、勝手に自分たちで 放射能の拡散の危険性が指摘されている がれきの受け入れも決める。

 現在の西平よしまさ阿久根市政は、斉藤前々市長の時代より、腐敗しはじめているのかも知れませんね。


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ご参考:
30分ほどの動画ですが、連休中でもあります。勉強のために観てください。

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