2013年6月30日日曜日

黒潮発電、秘めた可能性 「300台で原発1基分」

 Facebookに、伊藤知事の上海研修旅行に賛成した議員の写真が出ていた。

Facebookから

 つくづく残念な方々ですな。(ノ_-;)ハア…

 彼らに贈るような言葉が、産経新聞の社説にありました。


【産経抄】6月29日 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130629/lcl13062903160001-n1.htm
 明治維新の立役者である西郷隆盛は、自らを「南国」という意味の南洲と号した。今でも文庫本で手軽に読める「南洲翁遺訓」は、幕末の江戸で騒乱を起こそうとした薩摩藩と激しく対立した庄内藩の関係者がまとめたものである。 
 庄内藩は、NHK「八重の桜」で描かれている戊辰戦争で、会津藩と同盟を組み新政府軍と戦った。奮戦及ばず降伏したが、終戦処理でみせた西郷の度量の大きさに藩主がほれこんだ。明治3年、家臣を引き連れて薩摩まで出かけて聞いた話が「遺訓」のもとになった。 
 遺訓では、財政について「入るを量りて出づるを制するの外(ほか)更に他の術数無し」と官の無駄遣いを厳しく戒めている。残念ながらいまの鹿児島県知事は、あまりお読みになっていないようだ。 
 読んでいたなら、1億1800万円もの税金を使って県職員1千人に3泊4日の上海旅行をプレゼントしようなどという愚策を思いつくはずがない。さすがに県民の批判を浴びて費用を3400万円に圧縮したようだが、無駄遣いには違いない。 
 日中関係の悪化で乗客が減り、存亡の秋(とき)に立つ上海-鹿児島間の航空便存続のための措置だそうだが、中国の航空会社を助けるためになぜ税金を使わねばならないのか。観光客を増やしたければ、ゆるキャラの「くまモン」が大ヒットしている隣の熊本県のようにもっと知恵を絞ればいい。 
 南洲翁はこうも語っている。「彼の強大に畏縮し、円滑を主として、曲げて彼の意に順従する時は、軽侮を招き、好親却て破れ、終に彼の制を受るに至らん」。外交で強国とうまくやろうとへつらってばかりいると、ついには属国となるとの教えを県知事はよくかみしめてほしい。鳩山由紀夫元首相はもう手遅れだが。
 現在の鹿児島県政を西郷さんが知られたなら、さぞかしガッカリされることでしょうね。
 さて、伊藤知事と言えば、九州電力とつながっていて原発の再稼働に熱心なことで有名でありますが、残念ながらこの前の選挙で再選されてしまいました。

 任期が終わる前に、こんなバカなことをやらなかったのは選挙対策もあるのかも知れませんね。

 選挙で職員に勝たせてもらったお礼かしら?

 選挙に勝たせてもらったお礼か、竹原(前)市長が半減したボーナスを、初登庁の日に元に戻す約束をした西平良将(現)市長と似たようなものですな。

 さて、タイトルの話題へと移ります。

 前回の知事選の時に、向原さんを歌之介師匠が応援された時の動画があります。


 その話の中に出てくるのが海流発電ですが、脱原発に非常に有望なエネルギーだったりします。


朝日新聞デジタル:黒潮発電、秘めた可能性 「300台で原発1基分」 - おすすめ記事〈原発・エネルギー特集〉
http://www.asahi.com/special/energy/intro/TKY201211140827.html

黒潮発電を目指す実験機と新竹積・沖縄科学技術大学院大学教授=沖縄県・真栄田漁港
 【編集委員・高橋真理子】海の力を借りる発電は、波力や潮汐(ちょうせき)流利用などいくつも方法があるなかで、大規模発電の可能性を秘めているのが海流発電だ。難度は高く、まだ世界のどこも実用化できていない。しかし、日本近海には黒潮が流れる。これを利用しない手はないと、研究開発が始まった。 
 黒潮発電の原理は風力発電と同じだ。沖縄科学技術大学院大学の新竹積(しんたけつもる)教授のチームは小型プロペラを開発し、実験した。プロペラを海流で回す代わりに船で引いて回し、500ワットの出力が得られた。 
 実験に使ったプロペラは直径2メートル。最終的には直径を80メートルまで大きくし、チェーンで海底に固定する。黒潮の秒速は1~1.5メートルとゆっくりだが、水は空気より重いので回転エネルギーは十分得られる。「プロペラの直径が80メートルで黒潮の秒速が1.5メートルなら3千キロワット得られるはず。300台で原発1基分になる」
 海流を利用した発電は、発電機を海底に固定しますとその後のメンテナンスが困難なので、最近では下の図のように海底に係留するやりかたが注目されているようです。


ご参考:
スマートグリッド:日本には「黒潮」がある、海流発電の研究をIHIや東芝が着手 (1/3) - MONOist(モノイスト)
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1111/29/news007.html

 この方式ですと、発電機を係留する基礎さえつくってしまえば、深い海底に設置するのも容易でありますから、船の運航の支障になることもありませんし、メンテナンスの時は海面に浮かべて回収することも出来るわけですね。

 けっこう研究は進んでまして、テレビでも報道されたりしてるのですが、繰り返し報道されることが無いのが残念です。



 まぁ、電力会社と言う独占企業が、800億円もの金をマスコミにバラまいていれば、マスコミの報道もそうなりますわな。


 脱原発にしっかり方向転換し、原発予算を海流発電の開発や日本海側のメタンハイドレートの掘削に向ければ、確実に日本は豊な国になれるでしょう。

 エネルギーを海外に求めるために外貨を稼ぐ必要も無くなるわけですからね。

 脱原発こそが、皆が豊になれる道なんです。


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