肥薩おれんじ鉄道「おれんじ食堂」ORANGE RESTAURANT EXPRESS
肥薩おれんじ鉄道の「おれんじ食堂」が開業したことで色々と報道されておりますが、産経新聞に特集が組まれていますので紹介いたしましょう。
【「おれんじ食堂」乗車ルポ(上)】弱小ローカル鉄道が… 第一人者も驚いた「食堂専用列車」+(1/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130330/trd13033007010004-n1.htm
【「おれんじ食堂」試乗ルポ(下)】贅沢な昼御膳 車窓に広がる絶景 ゆったり揺れるカーブ区間+(1/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130330/trd13033012000006-n1.htm
鹿児島県や鹿児島市が出資した第3セクターのサンロイヤルホテルを再建された古木社長らしく、話題性のあるサービスを考えられたものです。
産経新聞の記事にも、その企画の素晴らしさが紹介されています。
ただ、古木社長の考え方としては、肥薩おれんじ鉄道全線を利用しての沿線の風景と、沿線の食材を活かした料理を楽しむツアーのための列車ですから、阿久根市の観光の活性化にはそのままではつながらないと言うことも産経新聞の記事を読めばわかると思います。
「おれんじ食堂」は八代駅から川内駅までの途中の駅の区間での利用も可能ですが、基本的に八代駅から川内駅の区間、または新水俣駅や出水駅などの新幹線の停車する駅からの利用でないと「おれんじ食堂」のサービスをあまり楽しめないのですな。
ゆえに、阿久根駅で降りる観光客はまずいないでしょうし、阿久根駅から乗り込む観光客もまずいないでしょう。
阿久根市が「おれんじ食堂」の観光戦略に便乗しようと、肥薩おれんじ鉄道に無理を言って停車時間を5分から15分に延長したところで、阿久根駅周辺など観る暇も無いし、阿久根駅で下車したら、牛ノ浜駅から薩摩高城駅までのメダマとなる区間を楽しめないわけですからね。
「おれんじ食堂」の利用客がその沿線の風景に感動して、ゆっくり普通列車でもう一度楽しんでみようと言うことになれば、阿久根市の観光にもつながることにもなるでしょうが、「おれんじ食堂」から見えないところの阿久根駅周辺を20億円以上もかけて整備したところで、それに見合った効果は無いと考えるのが普通でしょうね。
阿久根市のデタラメとも言える阿久根駅周辺整備計画の失敗を、「おれんじ食堂」のせいにでもされた日には肥薩おれんじ鉄道に迷惑な話ですから、あらかじめ釘をさしておきますわ。
では、どうすれば「おれんじ食堂」の観光客だけでなく、肥薩おれんじ鉄道の利用者を阿久根市の観光に誘導するかと考えますと、地道な情報発信がまずは大事でしょうね。
「おれんじ食堂」から見えないところの阿久根市の海岸線の美しい風景を、乗客やツアー会社に知らしめることですな。
Panoramio - Photos by さつま通信 > City.Akune
http://www.panoramio.com/user/4476882/tags/City.Akune
パンフレットやリーフレットを配布するなどのありきたりの方法もありますが、武雄市のようにスマートフォンのアプリで情報発信するようにすれば、乗客の車内での暇つぶしにもなりますし、事前に観光客やツアー会社が見どころをチェック出来るわけです。
後は意外性が大事ですね。
清田先生みたいに絵が好きで、日当程度の予算で、そして人の目を止めるウォールアートを描けるアーティストが、阿久根市の駅全てにトリッキーなウォールアートで駅を飾ってくれれば、「おれんじ食堂」が停車しない駅にも観光客が降車したくなりますわ。
こう言うのも沿線アートに使えます。 |
もちろん、これらのことはマイカーやバスツアーの観光客にも使える観光戦略です。
阿久根市のほうでは、高速道路の観光客などのことを議会で指摘されれば、阿久根駅をその件についても観光の拠点としたいなどとアホな言い訳をしていたりしますが、はなからな~んも考えてなかったのでしょうね。
西平良将現市長のもとでの阿久根市の観光戦略は、箱物つくるだけのことで、20億円もの予算に見合った成果は出せないように思いますね。
だいたい、観光客に楽しんでもらおうと言う発想が「阿久根駅周辺整備計画」に見当たらないわけですから、次の選挙のために予算をバラマキたいだけとちゃいまっか?
やる気の無いコジキみたいな仕事ぶりですわ。
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