2011年7月29日金曜日

竹原前阿久根市長の専決が違法では無いことを鹿児島地検が証明してくれました

阿久根市:前市長に対する告発6件を不起訴…鹿児島地検 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110729k0000m040101000c.html
 鹿児島県阿久根市の竹原信一前市長(52)に対する公選法違反容疑など6件の告発事件について、鹿児島地検は28日、いずれも不起訴処分とした。 
 08年の市長選告示後にブログ更新した公選法違反容疑など3件を起訴猶予▽専決処分で選任した仙波敏郎前副市長(62)への給与支払いを巡る背任容疑1件を容疑不十分--で、背任容疑2件を「罪にならない」とした。 
 ブログ更新について地検は「選挙前からあり悪質性は低く、投票2日前に自ら削除している」としたものの「法定外文書の頒布に当たる」と違法性を認定。仙波氏への給与支払いは「専決処分による選任の効力は解釈が分かれ、違法と断定できない」とした。地検の今村智仁次席検事は「証拠に基づいて出した結論」とコメントした。
 ブログの更新の問題については、すでに多くの政治家がやってしまってますから、今更これを問題視することのほうがおかしいのですがね。

 この記事で大事なところは、太字にした部分です。

 仙波さんを副市長に据えたことだけでなく、その他の専決も、基本的に解釈の問題ですから、現在の法律ではこれを違法と断定することはできないのですな。

 早い話が、「グレーではあるが合法と見なさざるをえない。」と言うことなわけです。


 ところが、出直し市長選では、「違法な専決!」と決め付けたキャンペーンをやっちまったバカな候補者がいたわけですな。



 はい、阿久根市職員労働組合が支援した「西平よしまさ」現市長です。

送信者 チラシ_市議会政策研究会

 議員給与と職員給与の差額を、阿久根市職員労働組合からもらうと政治資金規制法にひっかかるとかで、自治労からその差額を受け取っていたと言われている元職員の議員から応援されるような候補者ですから、決起集会で配布したチラシにあります、

※西平の行革とは
職員給与の削減は、今のボーナスカットされた総支給額をベースに、さらに4年間で15%カットを目指します。そこからうまれた財源を活かしてマニフェストの実現に邁進します。また、地元人材の積極的活用により、より地に足のついた行政運営ができるように役所機能をアップします。
 この公約なんざ、はなから反故にする気でいたのでしょうね。

 けっきょく、ボーナスをもとに戻しちまったことで、その他の公約を果たすための自主財源を失ってしまって起債することになったわけですが、「西平よしまさの諸政策は常に法令順守で、財源の裏づけを持って進めます」と言う公約も破ってしまうことになったわけです。

 阿久根市職員労働組合側でも、専決が違法でないことはわかっていたようで、出直し市長選で自分たちの候補者が市長になったら「違法な専決」と言う言葉は使わないようになりました。

 もちろん、西平よしまさ氏も市長になったら、「不適切な専決」と現在では言葉を改めています。


 職員のボーナスカットも合法であることがわかっていたため、その条令を議会でもとに戻したわけです。

 合法だから、勝手に無効な条令とするわけには行かなかったのですね。


 さて、自主財源を自ら失くしてしまった、西平よしまさ現阿久根市長ですが、こんなことをやってたりします。

阿久根市:街活性化へ、盛んに討論 「100人委員会」初会合 /鹿児島 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20110725ddlk46010311000c.html

 どんな良いアイディアがあっても自主財源が無いのですから、政治的パフォーマンスにしか過ぎないと思います。

 ゆえに、課長会で「設置はするが、その提案に市は拘束されない。(・┰・) ベー」との発言になったようです。

 毎日新聞は、この辺の情報はスルーするようですね。


 課長会での発言が問題になったのか?もっと、無意味なものになったようです。

私物化が進む阿久根市 ヤラセの百人委員会 : 住民至上主義
http://blog.livedoor.jp/jijihoutake/archives/52271359.html

 阿久根市役所は今回、「100人委員会」なるものを公募した。職員組合の賛成派を100人集めたようだ。民意の偽装である。今回は以前と同じドジは踏まない。竹原派でない事を確認できた100人が選ばれたという。間違って竹原支持者が入ることがないようにキチンとやったようだ。
相変わらず、悪事には知恵が回る連中、役人たちとその一味による阿久根市の私物化が進む。
阿久根市役所は日本国家とそっくりだ。エリート感覚のリッチな職員達。それにすり寄る内部市民のための私物市役所。阿久根の正常化とは以前の通り、役人に市民が抑圧支配され沈黙している状態のことだ。
 毎日新聞が必死こいて「100人委員会」をヨイショしたい気持ちがわかりますわ。

 普通だったら、まぁ報道されるようなことじゃありませんしね。


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