http://www.jichiro.gr.jp/seimei/070307.html
夕張市の財政問題は、10年以上前から行われていた一時借入金による財政処理に大きな問題があり、その意味では特異な例のように見える。しかし、一時借入金に頼る財政運営に踏み込まざるを得なかったその背景は、①炭坑閉山による急激な人口減が続いたこと、②閉山処理の負担が大きかったこと、③産業構造の転換をめざした観光事業への投資が過大であったこと、④日本経済が右肩上がりを続けてきた中でバブル崩壊と長引く不況を当時は誰も予測できなかったこと、⑤小泉構造改革により地方財政が悪化したこと、などの外的要因が大きく作用したことがあげられる。
いよいよ深刻な財政状況に直面した時に、当時の市長や議会をはじめとする当事者が、夕張市の許容範囲を超えた事業について廃止するなどの抜本的な見直しや人口の激減に対応すべき組織のスリム化に立ち後れ、不適切な財政処理をはじめたことで、結果として傷を広げることになった責任はもちろん免れることはできない。また、これまでの夕張市職労の財政分析や自治体改革への取り組みも、夕張市が直面した大きな荒波の中で、結果として十分な成果を上げることができなかったことは残念である。
しかし、夕張市の多大な負債については、基本的には国のエネルギー政策の転換により本来国や道が担うべき責任を押しつけられたものである。また、その後の積極的な投資も国や道の承認の下に進められており、国や道の責任は極めて重い。このため、国や道はその責任を明らかにして、数字のつじつま合わせの赤字処理計画は早急に見直し、国や道が思い切った支援策を実施し、夕張市が今後も地方自治体として存続可能な再建計画を改めて策定することを強く求める。
なんか他人事みたいに書いてあります。
国政の問題に転嫁しようと自治労が必死こいて言い訳していますが、斜体の文字の文章の部分は、自治労が大きく関わっているようです。
夕張市自治体破綻、雑感: 極東ブログ
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2006/07/post_ded1.html
高齢化が進んでいる地方自治体が活気を取り戻すのは難しいものだなと、当初こうした表を見ていて思っていたのだが、エントリ書きながら、ちと考えが変わった。
日経”夕張市の実質赤字288億円・昨年度分、道が中間報告”(参照)によると、「赤字の内訳を見ると普通会計が145億円、観光など公営事業会計で130億円など複数の会計にわたる」とのこと。それはあまりにむちゃくちゃ。なんでこんなむちゃが突っ走れたのか?
これって、老人たちの暴走、なんじゃないのか?
後藤健二市長についてちょっと調べてみると、二〇〇三年の統一地方選挙で初当選。助役から市長になった。市職員としての経歴は四十年にわたる。市行政は裏の裏まで知っている人物。
とすると、今回の隠れ帳簿がいつ開始されたのか気になる。
今回の問題の構造的な背景は、産炭地域振興臨時措置法をもとにした地方交付税が二〇〇一年同法の失効に伴い廃しされたことにある。隠れ帳簿がもし後藤健二市長が助役の時代に存在していたなら、その隠蔽としての市長選だったんじゃないか。そしてそのことをよーくわかっていた人々たちでことが進めめられていたのでは……陰謀論?
ま、この隠れ帳簿の経緯を明らかにしてもらいたいもんだとは思う。
「大丈夫!大丈夫!」と言いながら、破綻寸前に多額の退職金と年金をゲットした職員も大勢いた夕張市。
自治労の問題を抜きにしては、夕張市の財政破綻の問題は語れない。
ちなみに、自治労はこんな腐った議員を生み出す組織だったりします。
地方公務員をダメにする組織が自治労であり、全国の市長村民の共通の敵と言えるでしょうね。
ちなみにマジメな職員は職員労働組合の嫌がらせを恐れていたりします。
やる気のある職員にとっても、自治労は敵と考えてよろしいと思います。
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ちなみに、この記事は過去に書いてGoogle検索の上位にヒットした記事に加筆したものです。
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