2011年11月20日日曜日

「脱原発」とか悠長なことを言っていられる事態ではないようです

土壌へのセシウム沈着量を計算した地図。単位は土壌1キログラム当たりのベクレル(米科学アカデミー紀要提供)
初の“セシウム汚染”全国マップ!北海道~中国地方まで広く拡散 - 政治・社会 - ZAKZAK
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20111115/dms1111151134009-n1.htm

 東京電力福島第1原発事故で放出された放射能が、日本列島各地に拡散している状況が明らかになった。名古屋大などの研究チームは福島第1原発から放出された放射性セシウムの全国分布を推定した地図を作成した。15日の米国科学アカデミー紀要(電子版)に発表する。各自治体などが公表したデータに基づく推定とはいえ、実態に近い全国版の汚染マップが示されるのは事故後初めてだ。 
 地図は名古屋大の安成哲三教授、ノルウェー大気研究所などのチームが作った。3月20日から1カ月間に福島第1原発から放出されたセシウム137について、各地の自治体が計測した連日の降下量データをもとに大気中の拡散をシミュレーション。土壌への沈着量を推定した。 
 セシウムは北海道から中国地方にかけた広い範囲に沈着するが、西日本の汚染は少ない結果だ。研究チームは「中部地方の山岳地帯が西日本への汚染大気の拡散を防いだ」と分析している。 
 地図上の分布状況は、文部科学省が岩手県から岐阜県まで18都県で行った航空機モニタリングの実測値とほぼ合致している。そのため、専門家らは「汚染は、この地図通りに広がっている」とみている。 
 ただ、今回の解析には建屋の水素爆発などで大量の放射性物質が放出された3月中旬のデータは含まれていない。同チームでは、地図に示された状況は「実際の汚染の下限に近い」としている。現実はさらに深刻ということか。

 ただちに...と問題を先送りしているうちに、放射性ヨウ素の影響で多くの子供たちに甲状腺の異状が見つかり、セシウムはほぼ日本全国に拡大となったようです。

 原発利権に関わっている官僚の対応と言い、電力会社の対応と言い、彼らの言動はお粗末で、他の原発も本当に安全かどうか勘繰りたくなるのが当たり前なのですが、北薩地方では、阿久根市のようにお粗末な対応をするような現市長もいる次第です。

原発の危険から市民を守る意思の無い西平よしまさ現市長の阿久根市政
http://satsumatips.blogspot.com/2011/11/blog-post_04.html


 はっきり言って、「脱原発」と言う主張より、「反原発」と言う主張のほうが、市民の生活を守るうえでは正しい言葉と言える状況になっているのですがね。

 その「脱原発」でさえ主張できない西平よしまさ氏。
 残念な政治家が阿久根市の職労により市長の椅子に座らされることになったもんです。
 (ノ_-;)ハア…


 西平よしまさ市長だけでなく、職労側多数派議員の方々も情けない方々のようでございます。

「阿久根市議会へ行こう」 竹原えみ 阿久根市議会日記: 議員研修旅行 レポート1
http://akune-emi.blogspot.com/2011/11/blog-post_17.html

 阿久根市では4月以降に市民からの脱原発陳情書が2度届いていますが、2度とも延長審議(判断を延期すること。無期限)しています。 
 表決では私だけが、「今、地域の声を出していかなければならない」と、延期に反対しましたが、他の全ての議員が延長審議としました。 
 後日、脱原発活動家が「議会は脱原発の声を握りつぶす。」と言うのを聞きました。このまま延期し続けてはその通りだと思います。 
 糸島市の副議長や議会事務局からの説明を受けながら、阿久根市の議員が「きっとここは原発からの協力金がないのだろう。」と言い、複数の議員が相槌を打ちました。 
 私にはその言葉が「こんなに積極的に原発を無くしていく議決をするし、九電に対してきちんとした対応をとるのは「協力金」という弱みがないからだろう」、と聞こえました。
 玄海や川内の原発が福島原発と同じような事態になったら、上の写真がどのような状況になるかを想像する能力があれば、自治体の首長や議員は「反原発」を主張するのが正当だと思うのですか、どうも目先の金にしか興味が無い残念な議員が職労側議員にいらっしゃるようです。
 (-_-#)

 原発の協力金と言うものは、口止め料みたいなものだったりするのですが、もう口止めされていたことは世間に知れ渡っているわけですから、原発が近くにあることによる謝罪金とでも認識して活動したほうが、市民の利益にかなうと思うのですが、まだそこまで判断のできていない改革派の議員もちょっと残念。
 (´・ω・)

 まぁ、改革派議員の方々は新しい情報を得るたびに成長される方々ですから心配は無いと私は思います。


 原発利権に媚を売ったところで、原発協力金が増えることもまず無いでしょうから、バクチみたいなもんです。

 「反原発」をとなえたところで、原発の危険性が明らかになってきた今日でありますから、それによって原発協力金がカットされることも無いと思います。その危険な原発の燃料は処分されない限りそこにあり続けるのですから。

 同じバクチなら、市民の安全と補償金を得られるほうに張った方が良いように思うのですがね。


 地方の議員であっても、自分とこの街のことしか考えられないようじゃ政治家としての適性は無いように思います。

 目先のことしか考えられない人間には皆のための知恵なんてあろうはずがない。


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