2013年1月24日木曜日

公務員の給料カットを口にすれば言葉狩り 自治労とマスコミの変わらぬパターンだね

麻生氏の地方公務員給与削減方針 自民党内で批判の声 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130116/stt13011620410007-n1.htm
2013.1.16 20:40 [自民党] 
 自民党が16日に開いた日本経済再生本部の会合で、15日に地方公務員の給与を削減するよう地方側に要請した麻生太郎副総理兼財務相への批判が続出した。地方側も麻生氏への反発を強めており、党内で尾を引く可能性が出てきた。 
 昨年の通常国会で国家公務員給与を平均7・8%削減する特例法に反対した西田昌司参院議員は「変なポピュリズムに流されてはいけない。経済成長で国内総生産(GDP)に一番貢献するのは給与だ。方向転換してほしい」と注文。昨年の衆院選で初当選した県議出身の小島敏文氏は「麻生氏にがっくりした。地方自治体はすでに一生懸命給与をカットしてきている。夏の参院選で負けてしまう」と訴えた。 
 会合に出席した甘利明経済再生担当相は「新藤義孝総務相がすりあわせをする」と引き取った。

 自民党も、マスコミと公務員による不正選挙で政権を握らせてもらったと自覚して、地方公務員の給料の削減に消極的なヘタレ議員がいるようです。

 もともと自民党も公務員労組(自治労・自治労連)の票をあてにしていることもあり、地方議員などは公務員と癒着して腐敗しているパターンが多いのですな。

 鹿児島県議会などがその良い見本で、公務員様のためならと、竹原さんの問責決議案を全会一致で可決するぐらいに、県民のことなど考えていないのです。

 産経新聞を保守系の新聞などと思ったら大間違いで、けっこう自治労に加担するような報道もするんですよね。

 自治労とマスコミのお決まりのパターンは言葉狩りで、「麻生さんも同じようなめにまた遭わないかかな?」と憂慮していましたら、案の定そうなりました。


麻生副総理「さっさと死ねるように」発言を撤回 高齢者高額医療費問題で - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130121/trd13012116300014-n1.htm
2013.1.21 16:30 [社会保障] 
麻生太郎副総理兼財務相 
 麻生太郎副総理兼財務相は21日、政府の社会保障制度改革国民会議で終末期高額医療費をめぐり「さっさと死ねるようにしてもらうなど、いろいろと考えないと解決しない」と発言したことについて「私個人の人生観を述べたものだが、国民会議という公の場で発言したことは適当でない面もあった」と釈明した。 
 発言は、自分自身の私見であって一般論ではないというのが麻生氏の真意のようだ。麻生氏は発言の該当部分を撤回し、国民会議の議事録から削除するよう申し入れる。

 阿久根市の竹原さんのブログの障がい者の記事の件と同様に、その話を問題提起として評価する者もある話なのですが、悪意があっての発言と決めつけて「問題だ~!」とバカ騒ぎしたんですな。


 ただ、今回の騒動では、地方公務員のダメっぷりが、そのすぐ後に報道されることになりまして、あまり騒ぐと逆効果な事態になりました。


警察官も教師も“金の切れ目が…” 退職金減額前「駆け込み辞職願」乱発(1/2ページ) - MSN産経west
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130123/wlf13012312230014-n1.htm

 今のところ、警察官と教職員だけが問題になっていますが、役所・役場の職員についてもそのうちに問題になるかと思います。

 まずは県で、そして市町村へと波及していくでしょうからね。


 ちなみに、この問題で裏技を使い出した自治体もあります。


アレッ!規定通りの退職金ゲットして再雇用!?公務員駆け込み退職の更け穴 : J-CASTテレビウォッチ
http://www.j-cast.com/tv/2013/01/24162474.html


 まぁ、警察官や教職員など専門的な仕事の公務員については、急に辞められても困ると言う事情があるのでしょうが、役所・役場の職員にはこの裏技を使っていただきたくないですね。


 公務員の退職金の問題ですが、公務員が、自分達が積み立てた掛け金による退職金であれば、そう問題視されないのですが、市民に退職金を負担させるようなことをやっているから問題なのですな。


大反響!憤怒レポート第6弾 公務員の「退職手当債」を許すな! 「役人天国」は老後も血税でウハウハ | 経済の死角 | 現代ビジネス [講談社]
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/31716
 民間企業では考えられない公務員の退職金システム。なんと地方債の発行許可をフルに使って、ないはずの退職金を大盤振る舞いしているのだ。過去5年間で兵庫県は約1500億円、北海道は940億円… 市区町村を含まない47都道府県だけでその借金、1兆5000億円にも上っているのだ
 「退職金」と言う言葉だけにとらわれ、民間企業と同一視したら、トンデモナイ間違いなのですな。

 民間企業が「多額の退職金を退職者に支払いたいから金貸せ」と銀行に言えると思います?
 ところが役所・役場は平気でそれをやっちまうのですな。

 そして、それを議会で通してしまう首長や議員もいることが問題なのですな。


 さて、そろそろ話を締めることにして、自治労とマスコミの言葉狩りの偏向報道の事例を紹介いたします。


asahi.com(朝日新聞社):阿久根市長ブログに思う 「うちの長男は、モノか?」 - 地方ニュース - 2010参院選
http://www.asahi.com/senkyo2010/localnews/SEB201007010025.html

リコール準備委の事務所で、阿久根市の住宅地図を壁に張る西平さん(右)=6月8日、同市
 阿久根市で12万羽の養鶏業を営む西平良将さん(37)にとって、昨年11月8日は忘れられない日だ。同市の竹原信一市長のブログにこう記されたからだ。 
 〈高度医療のおかげで以前は自然に淘汰(とうた)された機能障害を持ったのを生き残らせている〉 
 内容は事実だと思った。まさに自分の長男(6)がそうだ。だが、行政の長の物言いとしては許せなかった。機能障害を持ったの――。「うちの長男は、モノか?」 
 1月、竹原市長の解職を視野に入れた「阿久根の将来を考える会」ができた。西平さんは隣の薩摩川内市で暮らすが阿久根で長く育ち、長男も阿久根の幼稚園に通う。ごく自然な流れで「考える会」に入った。いまは「阿久根市長リコール準備委員会」のメンバーとして活動する。 
 2004年、予定日より2カ月早く生まれた長男は体重が2キロに満たず、酸欠で仮死状態だった。命はつなぎとめたが、手と足を連動して動かせない運動障害などが残った。当時、保育器の中に人さし指を差し入れると、先っぽを小さな手で握り返してきたのが、忘れられない。 
 養鶏業に兄と乗り出したのは11年前。農協に頼み込み億単位の融資を受けた。事業で利益を生み、借金を返すことが人生の最大目標になった。 
 長男は、骨の伸びに腱(けん)の成長が追いつかないため腱に数カ所切れ目を入れたり、斜視を矯正するため目の周りのマヒした筋肉を切ったりする手術が続く。「痛いよ」。泣き声を聞くと、つらい。 
 今年は最先端のリハビリを受けるため1月に大阪の病院に入院させ、6月9日に退院した。その間の面会は週1回。だが何かあった時に備えて妻は近くに借家住まいをした。夜、電話で看護師に長男の様子を聞くと、「寂しいみたいで、今日も泣いていました」と言われた。切なかった。 
 利益最優先の人生観が一変した。「高度医療に支えられた命は無駄な命ですか?」「ぼくら家族の懸命の支援は、一体なんでしょうか」 
 西平さんは、竹原市政と民主党政権が進める政策の考え方に、どこか重なり合う部分があるように感じてならない。 
 竹原市長が唱える「学校給食の半額化」や、実現させた「ごみ袋の半額」。これに対して民主党は「子ども手当」「高速道路の無料化」「農家の戸別所得補償制度」――。有権者にとっては聞こえがいい政策だが、どちらに対しても財源を疑問に思う。 
 考える会が主催した竹原市政のあり方について話し合う5月の市民懇談会の場でこんなふうに提起した。「ごみ袋の半額によって15円、市全体で年間1千万円以上の穴埋めが必要です」と、お手製の模式図をかざして参加者に問いかけた。「結局、誰が負担するんでしょう」 
 長男は来春小学校に上がる。「経済的にも、身体的にも弱い立場の人間にやさしい社会であってほしい。それをバラまきでなく、哲学と財源の裏付けを示して実行してくれる党に投票したい」(原口晋也)

 竹原さんのブログの記事の問題も、高度医療による弊害の問題を提起していると理解している人も大勢いたわけですが、悪意によるものと決めつけた人間の側だけを報道する朝日新聞などのマスコミの報道姿勢はどうかと思いますね。


 当時は、地方公務員の利権と関係のある社会福祉団体などが抗議のために阿久根市役所を訪れていたりしましたけど、中には知的障がい者にシュプレヒコールなどを上げさせている団体も...。

 (~-~;)ヾ(-_-;) オイオイ...

 どう考えても、そこの職員が言わせてるだけの話で、逆にそいつらが障がい者の人権を無視してるんじゃないかと思いましたけどね。

 まぁ、阿久根市で竹原さんのブログの障がい者に関する記事でバカ騒ぎした連中は、その程度の連中だってことです。

 しかし、多額の借金がある身で、時間も金もかかり、そして市民を二分するような市長リコールの道を選んだ、西平良将氏って何なのでしょうね?

 多数派議員に、竹原さんの不信任案を可決するよう求めりゃ、そう言う無駄な苦労も無かったと思うのですがね。

 あろうことか、市長リコールのお手伝いを多数派議員がやるんだから、阿久根市の事情は複雑なものです。


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※ 阿久根市政は県政・国政の縮図です。阿久根が変われば日本が変わります。

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