2012年4月26日木曜日

ツッコミどころ満載の阿久根市議会 議員報酬委員会

 おひさでございます。

 出張と深夜作業の連続と言う事情でブログの更新が滞っておりましたが、それも終わりましたので更新を再開したいと思います。

 25日に、竹原えみ議員からメールがありまして、26日(今日ですな。^^;)に議員報酬委員会なるものがあるから覗きに来てくださいとのこと。

 ちょうど仕事も休みでしたし、阿久根の甘い焼酎を買いに行くついでに参加して参りました。

 傍聴席には、竹原さん仙波さんと、竹原さんの支持者の方々だけで、「阿久根の将来を考える会」など職員側の市民の参加者はゼロ。

 どうも、阿久根の将来を本当に考える気は、西平よしまさ現市長や多数派議員の支持者には無いようですな。
 (´・ω・)


 議員報酬委員会は松元議員と出口議員の提案で、議員の適正な報酬を議論しようと言うことで始められたものですが、多数派議員のほうではそれを利用して議員の給料を上げようと画策されてるかたもあるようです。

 傍聴席で聞いておりますと、ちょっと予備知識があれば「この人は議員給与をあげたいのだな。」と言うことがよくわかります。

 その辺については、竹原さんが早速ブログの記事にされてますんで、そちらをご参考にされてください。


報酬審議会にお願いしたい。 : 住民至上主義
http://blog.livedoor.jp/jijihoutake/archives/53849347.html

 阿久根市議会の議員報酬委員会を傍聴した。見ているとホンネがチラチラ見えて面白い。 
 最初に、職員による資料説明 職員がどこかから見つけてきた資料を議員に配布して説明する。 
 議員が平均6時間半の議員活動をしているとか(絶対にありえない) 
 納税者だけの市民所得平均、全国の議員報酬など、どう見ても議員報酬を上げたいという意図が透けて見える資料を説明した。 
 松本議員、竹原議員などから阿久根市議会議員の議員活動の現実を報告するべきだと発言があったが、岩崎議員などが反対した。選挙時の議員マニュフェストを出す事にも反対する始末。 
 一番正直な発言をしてくれたのは木下委員長。 
 「わたしたちの希望を報酬審議会に伝えて決めてもらいたい。」 
 報酬審議会は職員が選んだメンバーで顔も名前も分からない。市長は教えない。そのような所に「お願いしたい。」とは、 
  気持ちはわかる、本当によくわかる。名前の分からない彼らに頼んで報酬を上げてもらいたいのだ。
 この正直者!  
  役人たちは第三者委員会なるものに嘘を言わせて、当事者たる市民の口をふさぐのが常套手段だ。議員の多くは市民の暮らしに責任ある立場だというのをわかっていない。やりたいことをやりたいようにやっていい権力者だと考えている。選挙の重さとは給料袋の重さに他ならない。


 竹原さんと同じとこにツッコミを入れても芸が無いので、私なりに気づいたところをば。
 (´・ω・)

 議員給与の根拠をしっかりするために、市民の所得をきっちり把握した資料の提供を市側に求めることが多数決で決まりました。

 しかし、職員給与が適正かどうかを調べるために、竹原さんが同じことをしようとした時には確か多数派議員の方々は反対されたはずなんですよね。

 どうも、自分の給料を上げるのに必死なために、職員とその家族への配慮を忘れてしまわれたような感じでした。
 (ノ_-;)ハア…



 それと、「市民の所得の平均値を把握して...」などと多数派議員の某氏が口にしていましたが、職員給与や議員給与を定める時には、「平均値」はあまり参考になりません。
 お金と言うものは金持ちのところに余計に集まるような傾向がありますから、「平均値」だと一般市民の実際の所得から乖離したものになるのですな。

 議員が一般市民の代表と考えるなら、「中央値」を参考にすべきであり、職員の給与を定める時も同様です。

ご参考:
日本人の年収の中央値
http://www.777money.com/torivia/torivia4_5.htm

当サイトでは、公務員やサラリーマンなど幾つかに分けて、日本人の「平均年収」データを公開しています。しかし実は、平均年収という考え方には問題点が存在します。 
年収というのは、多い人と少ない人の差が数千倍以上にも及びますので、平均値を出しても、それが一般庶民の実感からかけ離れた数字になりがちだという問題です。例えば年収400万円の人が30人、500万円の人が40人、600万円の人が30人いたとします。この時点で、この100人の平均年収はちょうど500万円です。 
この中に、年収10億円の大金持ちが加わったとすると、この101人の平均年収は何と!1485万円にまで跳ね上がります。世の中には自分で会社を興した人や有名スポーツ選手など、年収が10億円以上ある人も決して珍しくありません。こういった富裕層が、平均値を大きく跳ね上げてしまうのです。

 こう言うことは統計の知識があれば、誰でも気づくことなのですが、統計でメシを食ってるような公務員の連中が平均値を使うのは、自分たちの高給を誤魔化すためとしか思えません。

 次の委員会では、改革派議員の方々は「中央値」を議員給与の根拠とするよう提案していただきたいものです。

 もっとも、多数派議員の某氏やその他の方々も、「中央値」と言うものも知らないような感じがいたしますので、まずは簡単な統計の勉強会でもせにゃならんかも。
 (-_-;)


 私は議員として一所懸命に活動してる人なら、議員給与や政務調査費なども気前良く市が支払ってあげるべきだと思います。

 しかし、放射能の拡散につながる、瓦礫受入れの議案について何の賛成意見も述べることも無かった多数派議員もそうですが、そんな状況で多数決で可決するような議長も議員として失格どころか人間としても失格と思います。

 そのようなかたがたには、竹原さんが専決でやったような日当1万円でもドブに捨てるようなものですね。


 しかし、議員給与の適正額を決めることで、職員給与の適正額を考えることにもつながっていきますので、議員報酬委員会は傍聴する価値があると思います。

 阿久根市民でなくても傍聴しても問題はありませんから、近隣の市町村の住民のかたなど阿久根市政に関心のあるかたも参加されて、ついでに阿久根市民のかたがたと情報交換されてもよろしいかと。
 (^_^;)



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