2013年3月26日火曜日

津波対策を強化する鹿児島県だが海抜2mに市民会館と市民交流センターの設置計画をする阿久根市もある

津波対策を強化 県地域防災計画大幅修正 : 鹿児島 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20130325-OYT8T01363.htm
 修正版がまとまった県地域防災計画。川内原発の事故を想定し、緊急時に防災対策を重点的に行う半径30キロ圏区域(UPZ)での広域避難計画の作成を市町に指示している。津波対策の強化などを盛り、昨年度に続く大幅な修正となった。 
 計画は25日の県防災会議で承認された。津波災害対策では、県独自の被害予測調査を基に、最大10メートルを超す津波を想定。沿岸の全市町村に避難場所や避難ビルの確保、住民への周知徹底などを求めている。 
 原子力災害対策では、川内原発から半径5キロ圏を、予防的防護措置を準備する区域(PAZ)に設定。緊急時には県独自で住民に避難準備を求めたり、UPZ内で屋内退避を指示したりするとした。 
 具体的な避難計画は市町が作成。公共施設などでの避難誘導などは施設管理者が計画するとした。平時からの放射線観測装置(モニタリングポスト)での監視強化、放射線防護施設の整備なども盛り込んだ。 
 UPZに入る9市町は、原発事故に備えた計画の見直しに入っている。県によると、今月中に薩摩川内市と日置市がまとめ、4月に出水市、いちき串木野市、長島町、さつま町、5月に姶良市、阿久根市が続く見込み。鹿児島市も「5月にも策定する」としている。 
(2013年3月26日  読売新聞)
 東北大震災以後に防災対策を考えることは至極当たり前の話で、県の対応としては妥当な話ではあります。

  ところが、防災対策など、な~んも考えていない市役所もあるようで...。


仮称「市民交流センタ-」建設に異議有り!!: まーちゃん日記
http://marchan-diary.seesaa.net/article/347728804.html
 25年当初予算特別委員会3日目に教育委員会教育総務課に対して鳥飼議員の質疑で、「建設準備委員会の全会一致」で現在地建て替えが最良と西平市長に答申されたが、委員の一人は最初1回の会合の時、会合の中身について「どうも行政側の誘導姿勢が見て取れる」として以後の会合を欠席した事が判り、佐潟教育総務課長もこれを認めました。 
 その本人に鳥飼議員が直接会って聞いているので間違いの無い所です。 
 建設準備委員会での隠された一面がはっきりすると共に、以前ブログでアップしたように幹部職員までも東日本大震災の教訓を生かしていない事が、良く判る予算委員会でした。 
 今後、仮称「市民交流センタ-」を海抜約2メ-トルの現在地に建替えるのかどうか、今日の雰囲気ではそちらに決めて行きたい根性が見え隠れしていると思いました。 
 平成4年ごろ現在の市民会館隣接地を「市民交流センタ-用地として買い増し」していることから、そこら辺りに何か含みが有るのかもしれません。 
 いずれにしても佐潟課長答弁では「ある程度の骨子が決まってから議会へあげる」では、それこそ議会軽視と言われても当然だ。 
 準備委員会の答申書を佐潟課長が読み上げたのだが、緊急災害時には一人ひとりが気をつけて・・・」等々の文言が有り、お年寄りの一人暮らし、車椅子使用の身障者、生活弱者etc、余りにも理解し難い答申のように思えた、私は改めて反対の意思を表明したい。 
 因みに阿久根市消防署は現市民会館の近く、海抜約2メ-トルの場所にあるのです。
 もともとは「出水の鶴」ではなく「阿久根の鶴」だったのですが、干拓事業で追い出したために出水の鶴になっているのですな。

ハルメモweb ツル保護活動
http://www.synapse.ne.jp/halmemo/hogo.html
大正時代 大正5年
阿久根の波留付近を禁猟区に指定。
ツルのねぐらは阿久根市波留が中心で、江内・荘・下水流などは餌場としてツルに利用されていたようです。

 その干拓事業の跡地に、市庁舎や市民会館が建ってたりするわけですが、干拓地ゆえに標高も低いわけですね。

 干拓地ゆえに、北薩大震災の時でも液状化などの問題が発生しています。

鹿児島県北西部地震における液状化被害について(PDF)
http://www.civil.kumamoto-u.ac.jp/matsu/natural7.pdf
阿久根市は安山岩系あるいは四万十層群といった良好な地域であるが,干拓地の液状化のため堤防が破壊され,阿久根市では,旧堤防よりも海側は埋立地のため液状化や岸壁の被害が多数生じていた.
 そう言う過去の災害事例を踏まえて考えれば、市民会館や市民交流センターなどを新たにつくるなら、良好な地盤の地域に建設することを検討すると思うのですがね。


 もっとも、阿久根市職員労働組合や「阿久根の将来を考える会」にとっては、次の市長選挙のためのバラマキの事業でもあることでしょうから、検討する余地なしと言うことなのでしょうかね?

 どうもメデタイ 鶴を追い出したところには、あまりおメデタくないかたがたが集まっていらっしゃるようです。

 しかし、県の方針で津波対策の強化が決まったわけですが、西平良将現市長が県の政策に唾を吐きかけてまで、議会を無視した事業の計画をゴリ押し出来るかが観ものですな。


ρ(・・。) クリックで阿久根の市政改革を応援してください。
にほんブログ村 政治ブログ 地方自治へ
※ 阿久根市政は県政・国政の縮図です。阿久根が変われば日本が変わります。

0 件のコメント: