写真はクルマの中で休憩中にとった写真です。
基本的に放射能汚染地域なので、内部被曝を防ぐためマスクを外せるのはクルマの中だけです。
今回の現場は、上の地図の福浦稚蚕共同飼育所の南西側のエリアになります。
もともとは自分の受け持ちのエリアではないのですが、某会社の某班がサボってまして納期に間に合わないと投げちゃいまして、それがうちの班にまわってきたのですな。
(-_-#)
放射能に関わる仕事ですから、やはり人がなかなか集まらずけっこういい加減な仕事をする連中が現場に入ってまして、自衛隊OBが現在ではその尻拭いをやっているような状況ですな。
最初の頃はPDAに自衛隊OBのじっちゃんたちが慣れなかったから仕事が捌けなかったのですが、しばらくして、荒地や山林内の仕事をしだしたら自衛隊OBのほうが早く確実に仕事していると言うような状況です。
地図を拡大しますと、ひらけたところをやっているようですが、どうも数年前に植林した頃の写真のようで、その後あまり整備されていなかったのでしょうか、現在では雑木や雑草で覆われて、植林した頃の仮設道路も痕跡程度にしか残っておりません。
PDAのGPSを頼りに、雑木や雑草をかきわけながら、計測ポイントを探しているような状況です。
と言うことで、難儀な仕事の経験をしたことの無い若い衆や、民間企業が適当に集めた連中じゃ長続きするはずがありませんわな。
つくづく思いますが、原発再稼動の安全厨の連中に、一度この作業をやらせれば、一日も経たないうちに脱原発派に変わると思います。
基本的に他人事と考えているから、「たいして危険は無い。安全だ。」と安易に口にするのですからね。枝野みたいなもんですわ。
さて、タイトルの話になります。
輸血者に内部被曝? 高濃度汚染の南相馬市で献血 税金と保険の情報サイト
http://www.tax-hoken.com/news_acx6yrmJfq.html
チェルノブイリ強制移住地域の240倍!
2010年に行われた同献血キャンペーンでは、2,128件の献血があった。東日本大震災が発生した2011年には401件まで激減。今年は佐藤雄平知事がメッセージを寄せるなど、力を入れる様子がうかがえる。
ただ、福島県南相馬市は、福島第1原発事故直後からプルトニウムやストロンチウム、セシウムなどが大量に降りそそいだ高濃度汚染地域。
同市で市議会議員を務める大山こういち氏の調査によると、小高区金谷の土壌からは557万ベクレル/kgという高濃度のセシウムが検出されている。
チェルノブイリなどで基準とされたベクレル/㎡単位に換算すると、およそ3億5,000万ベクレル/㎡になる。チェルノブイリ原発事故時の強制移住は148万ベクレル/㎡。その240倍の濃度だ。
現在作業しているところは、小高区のより福島原発に近い山の中でして、けっこう放射線量も高いところです。
山の中を歩いていますと、たまに大当たりをつかんでしまうこともあるようで、作業後のスクリーニングの際に軍手を計測したらメーターがふりきれ、手を洗って帰ってくださいと言うことが度々。
政府は、福島原発の事故をチェルノブイリ以下の事故と見せかけようとしていましたが、実際にはチェルノブイリ以上の最悪の事態だったわけですね。
ちなみに、チェルノブイリの基準で住民の安全を守ろうとすると、補償金などの問題がありますから、チェルノブイリよりゆるい避難基準になっていたりします。
あのソビエトのほうが日本の公務員より国民を守ろうと言う意識が高いようで、日本の公務員はソビエトの共産党以下ってとこですね。
心配される内部被曝
放射性汚染物質は呼吸や飲食により体内に取り込まれるため、内部汚染が心配される。血液中に溶け込んだセシウムは、内臓や神経細胞にβ線、γ線を照射し傷つける。
カリウムと同じく筋肉などに滞留した後、尿として排出されるが、100日~200日は体内にとどまり、細胞のDNAなどを損傷し続ける。
献血された血液に放射性物質が混じっていれば、輸血時に患者の体内に入り、細胞を傷つけることになる。
庭山議員がTwitterで内部被曝の危険性を指摘する発言で、マスコミや職労側の工作員にTwitterで叩かれていたようですが、常識で考えて内部被曝した者の血液には放射能があるわけで、それを輸血すれば輸血された患者も被曝することになる。
差別発言でも何でもないのですが、どうも桐生市の多数派議員は脳みそが足らなかったようですな。
(´・ω・)
基準は100ミリシーベルト
献血に際して、日本赤十字社では被曝レベルに対する暫定的な基準を設けている。原発作業員などの年間許容量である100ミリシーベルトを超えた場合には、半年間献血を制限するというものだ。
ただしこの規制も「本人の健康状態への配慮」が理由とされており、汚染血による内部被曝は考慮していない。
東京では福島県民の献血を拒否
今年5月、東京都赤十字血液センターがお台場のイベント会場で開催した移動献血で、福島県いわき市出身の男性が献血を断念。その後、男性の妻から抗議の声が寄せられた。
男性は献血会場で検診医に対して「原発近くのいわき市から来たので被曝しているかもしれない」と告げた。検診医は「心配であればやめた方がいい」と回答し、採血を見送ったという。
赤十字社では、一般の福島県民が100ミリシーベルト以上被曝しているとは考えられない、として、福島県民の採血を制限していない。
検診医にこの方針が徹底されていなかった、とコメントしているが、内部被曝などを含めた精密な検査はなされておらず、高濃度汚染地域で100ミリシーベルトに達した人が本当にいないのかどうかは不明だ。実際に危険性がわかっていても、日赤としては何の対応もしていない状況です。
福島原発の事故がチェルノブイリ以上に悲惨なものと言う自覚が政府にあれば、こう言う対応も代わってくると思うのですが、金惜しさにウソばかりついてちゃ、話になりませんわね。
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