2011年12月12日月曜日

汚染廃棄物大幅に減量 熱分解装置を実証実験 福島・広野

 ガイアブラックホールと言えば、インターネットのアンチ竹原の連中が竹原さんを誹謗中傷するのによくひきあいに出されるものでありますが、そのガイアブラックホールと似たような原理の製品が福島県でガレキや放射能の処理に注目されています。

河北新報 東北のニュース/汚染廃棄物大幅に減量 熱分解装置を実証実験 福島・広野
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111210t61007.htm
 福島第1原発事故で生じた有機物系の放射性廃棄物を熱分解し、容積を大幅に減らす装置の実証実験が福島県広野町で行われている。廃棄物の減量化につながるとして、町が導入を検討している。 
 装置は環境機器製造「オーデン」(東京)が開発した。鉄製で幅、奥行きとも2.5メートル、高さ6メートル。石炭を燃やして内部温度を1000度に上げ、廃棄物を投入。マイナスイオンを吹き込んで熱分解し、粉末のセラミックス状にする。 
 1回に投入できる廃棄物は2立方メートルで約24時間で処理できる。実験では放射性物質に汚染され、除染で刈り取った草木を処理。計約22立方メートルを投入し、275分の1の0.08立方メートルに減量できた。減量率は焼却処分の数倍だという。処理前は毎時0.74マイクロシーベルトだった放射線量は3.05マイクロシーベルトに濃縮された。 
 処理が想定される廃棄物は除染廃棄物の草木の他、東日本大震災の津波で破壊され、放射能汚染された木造住宅のがれきなど。放射性廃棄物を抱える自治体は保管場所の確保に頭を悩ませており、装置の減量効果が期待されている。 
 実験装置は約6000万円。広野町は10倍の処理能力のある大型装置の導入を検討している。黒田耕喜副町長は「高い減量率で評価できる。復興基金を導入費に充てられるかどうかを県と協議する」と話した。
関連記事:
がれき「熱分解装置」で草木類270分の1に減容(福島民友ニュース)
http://www.minyu-net.com/news/news/1210/news5.html

 実は有機物を熱分解するような装置はガイアブラックホールだけでなく、他にもありますが、特許関係を見てみますと、似たような原理を利用しているようです。

放射性物質で汚染されたゴミの処理 1 | 一般社団法人日本国際芸術文化協会のブログ
http://ijac.jp/blog/featured/1988.html

 有機物熱分解装置(低温熱分解処理炉、有機物低温熱分解処理装置、有機廃棄物低温熱分解装置、低温熱分解ゴミ処理機など)というものをご存知でしょうか? 
【特許関連】
特許第4337128号 処理物の低温分解処理装置
特開2010-058103  磁気空気作用による有機物熱分解装置
特開2010-005581 有機系被処理物分解処理装置及びそれを使用した有機物の分解処理方法
特開2009-183932  有機物熱分解装置
発明2010075823号 有機物分解処理装置
発明2008008559号 熱分解炉
特許4337128号 処理物の低温分解処理装置
特開2004-033966 廃棄物処理方法及び装置
 
 有機物というのは、ごく簡単に言いますと、燃やすと二酸化炭素を出して、炭化するものです。これに対して無機物というのは、鉄など金属、ガラス、そして酸素など気体、水、食塩もこれになります。 
 一般家庭ですと「燃えるゴミ」として出すことができるのがいわゆる有機物になります。
さて、通常、この有機物ゴミは、焼却場で燃やしてしまいます。燃焼時に有毒物質(ダイオキシンなど)を放出しないよう、高温で処理されるため、焼却炉は大変高額なものであり、それにもかかわらず寿命が短く、あたりまえですが焼却のための燃料を要するので、非常にコストの掛かるものです。大きな市の焼却炉ですと何億とか何十億円の話かと思います。さらには、煙や匂いなどの問題もあるのでどこにでも簡単に造るわけには行きません。
 
 これに対し、有機物熱分解装置というのは、燃料を使用せずに有機物を熱分解し、非常に小さな体積(300分の1)の灰にしてしまうものです。しかも低温(炉の中心部で300~400度だが炉の外壁は手で触れる温度)ですので、炉がほとんど痛まず、メンテも不要、装置の価格も数千万円で半永久的に使用できると、いいところだらけです。 
 分解原理は、特殊な磁石で空気を磁化し、ある温度で炉内を循環させると有機物を無酸素状態で熱分解し、セラミック化した灰だけ残ります。無酸素状態ですからいわゆる燃焼はせず、炉外には基本的には水蒸気が排出されます。 
 この装置に使用するエネルギーは、炉の初期温度まで温めるためのヒーター、空気を送り込むポンプ、基本的にはそれだけです。ほんの僅かな、家庭用電源で十分な程度です。

 オーデンの装置は放射能を集積することができますから、集積されたものを処理することで放射能の処分ができることになりますが、ガイアブラックホールはその放射能もなぜか減少するようで、科学的な裏づけをすべく京都大学で研究されているそうな。

 眉唾扱いされるのはその放射能が減る問題なのですが、科学的な裏づけがなされなくても使用する分に支障が無ければ使うべきだと思うのですが、まぁ、頭の硬い役人の方々にはオーデンの装置あたりが無難なのかも知れませんね。

 ちなみに、ガイアブラックホールも同様に熱分解でローコストでガレキやゴミの処理が出来ますんで、ガイアブラックホールでも良いわけです。
 セラミックス状になった灰のような物の放射能が減る現象の科学的な証明を、現在の科学者ができないだけの話ですからね。

 科学の科の字も書けないようなアンチ竹原の方々には、はなから理解できるものではありませんから、相手するだけ時間の無駄です。

 一言彼らに忠告しておきましょう。

 ガイアブラックホールのような熱分解装置のほうが、現在あちこちにある焼却場などより、経済的にも性能が良いのですが、焼却場の場合は色々な利権が絡んでいますから、なかなか評価されなかったのですが、オーデンの装置がマスコミに報道されたことで、今後状況が変わっていくかも知れませんね。


「阿久根市議会へ行こう」 竹原えみ 阿久根市議会日記: 阿久根はお金がたくさんあるか?
http://akune-emi.blogspot.com/2011/12/blog-post_09.html
阿久根市の長期計画は来年5月頃にできると花木財政課長から聞きました。市民の皆さんがこれはいつするのか知りたいと言われた事に市民会館、図書館、高速道路開通後の活性化などがあります。 
来年からはオレンジ鉄道の基金も無くなり、継続するには毎年大きな負担が考えられる事、広域で運営しているごみ焼却場はあと7年の利用期限であり、 
新しいところを作る計画には全体予測が90億に上るという勉強会が先日出水であったところでした。・・・監査員の言葉も忘れて、「出せ出せ!」はあまりに無責任な気がします。
 熱分解装置の場合は、一般の大型焼却場と違って臭いや有害ガスの問題が少ないので、地区単位で分散処理することもできますから、それに見合った規模の安いプラントでもできそうです。

 7年後に90億円もの金が出せるか?と言えばはなはだ疑問でありますから、今から熱分解装置について勉強しておくべきだと思います。

 まぁ、県や国の言うことだけ聞いて、補助金のおねだりしてれば良いと考えている西平よしまさ現市長や阿久根市の職員には難しいかも知れませんけどね。
 (ノ_-;)ハア…

 自分で調べたり勉強したりして仕事が出来ない連中には、先見の明なんてものがあるわけも無し、何をやらせても無駄ですからね。

 先見の明があるのは、阿久根では竹原さんとその支持者だけみたいですから、そちらのほうに頑張っていただきたいと思います。


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