2011年12月15日木曜日

「2ちゃんねるで叩かれていた」――Facebookにはまり続ける武雄市長の“野望”とは



 佐賀県の武雄市が市のホームページをFacebookにしたことで、先進事例として全国から注目されているのですが、それを詳細に説明している記事がありましたので紹介いたします。

「2ちゃんねるで叩かれていた」――Facebookにはまり続ける武雄市長の“野望”とは (1/4) - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1112/14/news024.html
――市のページをFacebookに移行したのは、市長のアイデアだったとうかがっています。そもそもなぜ、このような施策を実施したのでしょうか。 
樋渡市長 まず、ホームページというのはもう古いんですよね。更新は遅いし、双方向性も共有性もない。要は石器のようなものです。今が石器時代であれば石器でもかまいませんが、これだけスピードのある時代に石器で対応するというのは無理な話ですよね。 
 Webが紙と違うところは、ユーザーとの双方向性があることだと思っています。だからといって市の職員がHTML言語を使って頻繁にサイトを更新するのは無理だし、掲示板のようにすれば「2ちゃんねる」みたいに荒れてしまう。つまり、これまではどうしても市のページ上で双方向性を確保することができなかったわけです。それに、ユーザー同士で情報を共有することもできなかった。 
 こう考えたときに、市のページには双方向性や共有性、実名制というのが大事だとずっと前から思っていました。
 実際にホームページと言うものは古く、一方的に情報を流すだけの道具でしかありません。
 また、つくるのも更新するのもメンドウなのがこのホームページと言うやり方で、多くの自治体が読まれもしないホームページを運用するのに無駄に税金を使っているのですな。

 双方向性を持たすために、BBSなどが設置されたりもしていましたが、管理者の職員にその能力が無ければ、投稿者が匿名ゆえに荒れることにもなり、今では多くの自治体でBBSを外しているようです。

――そのように考え始めたのはいつごろからでしょうか。 
樋渡市長 10年ほど前からですね。だって、2ちゃんねるでぼろくそに書かれるんだから。僕は当時総務省の役人だったんですが、スレッドが5つくらい立ってめちゃくちゃに叩かれた。 
 例えば僕は大阪府高槻市に出向したとき関西大学を誘致しようとして、結果的にそれは成功したんですが、そのときもものすごく悪口を書かれましたね。しかも、それを書いているのが誰だか分かればまだいいんですが、分からないわけですよ。だから当時「これはだめだな」と思った。全然建設的じゃないし、“便所の落書き”だと。
 私と竹原さんなんかは、2chのスレッドは100オーバーしています。(^_^;)

 まぁ、公務員と言う身分でメシ喰ってる方々がいかに陰湿であるかがよくわかる事例みたいなものですね。

 公務員の身分を守る仕組みは整備されているわけですから、実名でブログなどで反論する職員があっても良さそうなものですが、そのような誠意のある者は、阿久根のアンチ竹原陣営は、西平よしまさ現市長、職労側多数派議員、そして職員にも1人もいません。
 こうした自分の経験を踏まえて、やはりWebサイトには実名制があったほうがいいと思っていました。さらに、双方向性がないと意見が広がらないからもったいない。例えば誰かと誰かがやり取りしているときに、双方向性があれば他の人も会話に入ってこれますよね。 
 このようなことをずっと考えていて、Twitterが出てきたときは「これかな」と思いました。でもTwitterの場合は実名制が担保されていないし、だんだんノイズが入ってきてしまって。「これはちょっと違うかな」と思い始めたころに、Facebookと出会ったわけです。 
 Facebookを使い始めたころ、まだ100人ほどしかフレンドがいなかったんですが、自分の投稿などに対する反応がすごく良かった。もちろん反応といっても僕のことを礼賛するわけではなく、「こうしたらもっといいんじゃないか」とか「こういう参考資料があるよ」とか。こうやって自分が使いこんでいくうちに、これは行政でも活用できるんじゃないかと思い始めました。 
 要するに、Facebookは基本的に実名利用というところが一番大きいですね。自分が2ちゃんねるで叩かれまくっていた10年前から思っていたことを、今ようやくクリアできた。これが、市のページをFacebookに移行しようとしたきっかけです。
 実際にFacebookの場合は、基本的に実名でありますから匿名のTwitterやBBSと違って、責任の所在がはっきりしていますから荒れることは少ないですね。

 ゆえに、けっこうまったりとしたネットのつきあいがFacebookではできますし、建設的な意見も出てきます。

 市(町・村)のホームページのFacebookや市長(首長)や議員のFacebookに実名で書き込むことは、パワハラなどの嫌がらせを受けるような危険性が一般市民にはあり、多少のリスクはありますが、実名と言うリスクを背負ってるがゆえに、彼らも説明責任を果たさなければならないような義務が出てくるわけですから、市や市長や議員の情報公開には適した道具であるわけです。


 つくづく思いますが、匿名であればそれが発覚した時には更なる嫌がらせがあるわけですから、最初から実名で意見するほうが良いと思います。

 嫌がらせを受けたことも情報公開してやれば良いわけですからね。


 もっとも、市や市長や議員のほうにFacebookを使う誠実さが無ければ話にもならないことですんで、阿久根市においては西平よしまさ現市長のもとでは難しいかも知れませんけどね。

 ゆえに、次の市長選や市議選では、Facebookでの情報公開を条令で義務付けることなどを争点にして、選挙を闘えば良いと思います。

 情報公開などしたくない西平よしまさ陣営は色々と言い訳をするでしょうが、Facebookを利用した阿久根の特産品の販売戦略に乗り遅れることにもなりますから、恥をさらすことになるでしょうけどね。

――11月7日にはF&B良品という通販ページをFacebook上に開設していますが、ここでの売り上げは市の収益には入らないわけですよね。 
樋渡市長 そうですね、この収益が直接武雄市に入るということはないです。 
 F&B良品ではとにかく、良い商品を作っている中小企業の「通販で売りたい」というニーズに応える。大手通販業者に頼むとものすごく手数料がかかるし、どこに出せばいいかも分からないわけですよ。うちは出品までのサポートをしっかりするし、手数料もゼロ。おまけに専属のカメラマンもつける。いわば“至れり尽くせり”ですね。 
 これと同じようなことをやった人が、日本の歴史上で1人いる。楽市楽座(注:16世紀ごろ、城下町などで行われた税の減免政策)ってあったじゃないですか。そう、織田信長です。でも信長には限界があって、狭いエリアでしかできなかった。当時としては大規模とはいえ、ごく狭いエリアでしかできていなかったわけです。 
 それを今、Facebookの力を借りて、全国を楽市楽座にするのが僕の夢。それで何が起きるかというと、これまで中間マージンが全部大手通販業者にいっていたのが、全部地元企業にいくし、消費者も安く買えるようになる。 
――現代の楽市楽座を、全国規模でやっていくと。 
樋渡市長 そう、やっていきます。これを実現するために、このF&B良品を技術モデルとして各自治体に対して売っていこうと思っています。 
 具体的には、運営方法などのルールを決めた上で、それを守ってもらえる自治体に対してこのモデルを100万円で売っていく。市のページのFacebook化と、その地域のF&B良品ページの開設をして、しかもそれを全部運営もしてあげようと。 
 こういう取り組みをするための主体として、民間企業と一緒に団体を作ります。団体名は「F&B会議」(Fun&Buy会議)と呼ぼうと思っていて。持ち株会社ではなく、ゆるやかに会社を持っているという意味で。
 阿久根市は竹原さんのお陰でネームバリューがありますから、阿久根市が独自でやっても上手く行くように思います。

 ただし、行政改革の街と言うことで、竹原さんの名前とセットで阿久根市の名前が売れたわけですから、西平よしまさ現市長のもとでは無理ですね。

 はっきり言って、全国から総スカンを食らうだけのことでしょう。

 だいたい、独裁者を破ったとマスコミが騒いだ西平よしまさ現市長の名前に、何のネームバリューも無いわけですから、話になんないわけです。

 南日本新聞がたまに提灯記事を書いてくれてはいますが、西平よしまさ現市長になってから阿久根市が注目されるようなこともない。

 Facebookを使ったら困るような「阿久根の恥」の方々には、阿久根の存在感を消していくことしかできないでしょうね。


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