2013年7月20日土曜日

太陽電池、日本企業に逆襲のチャンス

 ρ(・・。) こちらの記事のお話になります。

太陽電池、日本企業に逆襲のチャンス | 産業・業界 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
http://toyokeizai.net/articles/-/14652
長く世界をリードしてきた日本企業が、いつの間にか劣勢に立たされる──。太陽電池もまた、半導体、デジタル製品、リチウムイオン電池などと同じく、こうした構図に陥ってしまった。しかし、過度に悲観する必要はない。 
今年3月、中国の太陽電池メーカーで、2010、11年と世界シェア首位だったサンテックパワーが事実上、経営破綻した。12年には07、08年に世界首位に立ったドイツのQセルズが破産している。 
一時は地球温暖化対策の切り札として大きな期待を集めた太陽電池産業。その他多くの企業が破綻、もしくは太陽電池事業からの撤退を余儀なくされている(表)。
 欧州のメガソーラー事業のバブルがはじけたことで、大手の太陽電池のメーカーが破綻しているのですな。


 技術はあるがお金が無い日本のMSKと言う会社をサンテックと言う中国系企業が買収して、欧州に売りまくっていたわけですが、今年経営破綻しましたとさ。

 経産省の官僚が、早いうちに欧州のメガソーラーの事業に注目していれば、日本の太陽電池のメーカーも稼げたはずなのですがね。

 もっとも、日本のメーカーも無闇矢鱈に生産ラインを拡張した日には、上の表の企業と同じような目にあったわけですが、日本のメーカーは太陽電池では電力の安定供給など出来ること無いことぐらいわかっていましたから、メガソーラーの事業には懐疑的であったようで、ゆえに助かっています。
日本企業のシェア低下には二つの理由がある。まず、原料調達での出遅れだ。太陽電池の生産急増を受け、主流の結晶系太陽電池の原料となるシリコンの価格が急騰。Qセルズや中国企業が果敢に長期契約で原料確保に走ったのに対し、日本企業は高値調達に二の足を踏んだ。 
二つ目が設備投資。シャープが堺工場を建設したように、日本企業も投資を行ったが、中国企業に比べると消極姿勢だったことは明らかだ。「中国企業のような積極投資をするには日本企業は太陽電池のことを知りすぎていた」(一木社長)。「価格競争が激化するのが目に見えていたので、巻き込まれたら危ない、と量の競争から一歩引いた」(日本メーカー担当者)。 
結果的に、日本企業の判断は吉と出た。シリコンも増産が進み価格が急落。高値の調達契約を結んだ企業は経営危機や破綻に追い込まれた。積極投資をした企業の多くは、工場の低稼働率か赤字操業に苦しんでいる。世界一企業の連続破綻は偶然ではない。
 そこに、日本でも太陽光発電の買取制度が出来たことにより、日本のメーカーが復活しだしているのですな。
一方、日本企業は生き残っている。最大手のシャープの太陽電池事業は赤字となっているが、京セラ、パナソニック(三洋電機を買収)の同事業は黒字を確保している。 
シャープは、結晶系に加えて、薄膜を手掛けたことが重荷となっている。シリコンの使用量が少ない薄膜は、シリコン高の時期には市場の主力に育つと期待された。が、変換効率向上が難しく、シリコン価格が下落した現在、普及は進んでいない。 
ここに来て、日本企業に追い風が吹き出した。昨年7月に日本でもFITが導入され、国内市場が急拡大しているのだ。買い取り価格が高く設定されたこともあり、発電事業者は輸入品より、長期運転の信頼性がある日本製パネルを選ぶため、日本でのパネル価格は海外の約4割高で推移する。各社はフル操業でも供給し切れない状況となっている。 
昭和シェル石油の子会社、ソーラーフロンティアは13年1~3月期に創業来初めて黒字化。シャープ、京セラやパナソニックも恩恵を受ける。 
13年にはFITの買い取り価格が引き下げられたが、事業者が利益を出せる水準であることには変わりない。FITは少なくとも3年間優遇価格が続くため国内市場で利益を確保しつつ、海外では優良案件に集中する戦略を取れる。
 ソフトバンクの孫正義が、経産省の官僚を騙して買取価格を高く設定させたものの、日本のメガソーラーに参加した企業は孫正義の売りつけたい、韓国製や中国製のソーラーパネルを買うところは少なかったのも幸いとなっています。

 ただ、如何せん不安定な太陽光発電ですから、電力の安定受給のためには電力を蓄える技術が必要になってきます。

 電力会社は、原子力発電の夜間の無駄な電力を揚水発電により溜め込むようなことをしていますが、その発電所をつくるには莫大な予算が必要となりますから、それ以外の方法を開発することが大事になってきます。

 もっとも、有望なものは既に出来てたりするんですけどね。
 (^_^;)


OHMASA-GAS|新しいエネルギー「オオマサガス」公式サイトトップページ
http://www.ohmasa-gas.org/

 メガソーラーをOHMASA-GASの製造に活用すれば、不安定なエネルギーでも溜め込むことが出来るわけです。

 ストックしたOHMASA-GASを天然ガスなどと混合して、ガス火力発電所や自家用ガス発電機のエコウィルなどで使えば、もとは不安定なメガソーラーでも安定した電力供給が出来る。


 本来なら日本の企業の牽引役である経産省の官僚が、OHMASA-GASを積極的に活用して、日本のメガソーラーの事業を後押しするべきなのですが、どうも腐った役人は既存の利権の延命に熱心なようです。




 日本海側のメタンハイドレートなど、日本が資源大国であることも隠しているのが経産省の官僚だったりします。


 皆が豊かに暮らせる方法も資源もあるのに、私利私欲の公務員どもが日本の足を引っ張っている構図ですね。

 目先の自分の損得を考えているような官僚に、日本の経済を委ねることこそ危険なことで、参議院選挙後には自民党や維新の会などに、この辺の問題を解決していただきたいところです。


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